10日(月)には、「康橋国際學校青山キャンパス」を訪問しました。この学校は私立です。永安國民小學開校当時の校長 許銘欽先生が現在校長をされている学校です。ここでも、「慶祝中華民國開放學會成立二十週年」として「教學與自主教學習的實践與専業對話研討會」:と銘打ち、:加藤幸次会長と成田幸夫教授が、8日の会と同じ内容の講演をしました。康橋學校の関係者がたくさん、話を聞きました。関係者というのは、この学園が兄弟校をいくつももっているのです。て、私たちが訪れたのは「青山校舎」というところです。中学校、高等学校もあり、加えて、大陸に兄弟校を3つも建設中という大きな学園だったのです。その中から集まってきた人たちでポールは満員でした。


講演後、授業公開が有り、参加は思い思いの授業を参観しました。実は、康橋国際學校はバイリンガル・スクールで、授業の半分は英語、半分が中国語という学校です。つまり、教科の半分は英語での授業になるのです。1年生から、英語での授業が始まるとのことでした。3年生が英語で発表していたのは、水の濾過の方法を実験した結果でした。6年生の国語の物語は、登山の話で、これがやがて、本当の登山につながり、卒業登山で大団円を迎えるという50時間以上はかかる総合学習でした。
プラスティックのストローの環境問題を討論していた5年生は、1人1台ずつタブレットを購入していて、使いこなしていました。
教室には、今、日本で標準化しつつある「PC」「天吊りのプロジェクタ」「実物投影機」があり、教室でインターネットも使えます。
低学年の子どもたちがいたのは、「英語村」です。これが驚愕の施設でした。英語を生活の中で使えるように、村と言うよりは町が再現されているのです。「カフェ」では本当に調理ができ、テーブルと椅子がたくさん用意されています。「洋服屋」には、本物の野洋服が置いてあります。保護者から寄付された古着だそうです。郵便局や銀行のあります。ATMは実際に「康橋マネー」に対応しているとのことでした。一番の「!」は、飛行機の模型があったことです。や前半分がセットされていて乗ることが出来ます。つまり、ここで、飛行機での会話を体験できると言うわけです。

   

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英語村
   
参観が終わり、日本からの4人が感想を述べて、検討会は終了しました。

 


20年前に、許校長先生や簡聲螢先生とお会いしました。それから、台湾にオープン・スペースの学校ができたというので、参観にも行きました。毎年のように交流が続いていますが、台湾にしっかり根付いた開放教育を見て、日本の我々が「しっかりしてくださいよ」とお尻を叩かれた気がしました。 
台彎と日本、だけでないことは十分承知していますが、今回は両国の、子どもたちが、個性を伸ばし、成長するように、願うと共に、努力していくことを、改めて誓った5日間でした。お世話になった台彎の皆様、多謝!多謝!
文責 佐久間 茂和